GW、GWと略号は見慣れていてもフルスペルで書くとだいぶゴツいですね。ゴールデンウィーク。
今年の10連休はカレンダーに関係なく活動しておりましたが、特に5/2の東京インターナショナルTAPフェスティバルは印象的でしたでしょうか。
今年で10年目になるフェスで、運営スタッフの皆さんともタップダンサーの皆さんともずいぶんと顔なじみになってきたのですが、今年は世代交代を図って出演者を20代のダンサーたちに絞ったとのことで、若くて元気なステージでしたね。
おおよその参加曲で譜面を準備して、一曲アレンジも提供させてもらいましたが、構想段階から制作に参加するとだいぶ思い入れも違うものですね。本番は楽しかった。10年一緒にやっているバンドメンバーやプロデューサーの息の合い方、信頼の仕方が嬉しかった。上質のエンターテイメントだったと思います。
10年前、誘われるがままにTAPダンサーたちと共演を始めた頃は、TAPがどういうものかもあまり理解できておらず、言われるがままに弾いていたり、時にはミュージシャンのエゴを主張して衝突したりということが多かったのですが。10年やってみてTAPダンスの持つ多層的な特徴、音楽であったりダンスであったり、フロントであったりアンサンブルであったりする部分をだいぶ理解してきたように思います。
いや、TAPダンスが、と言うことも実はあまり関係がないのかも知れません。10年かけて、この人たちを知ってきたんだという事なんだろうと思います。きっと向こうも同じで、だからいいステージが出来たのだろうなと。
何をしようが人の為す事、パフォーマンスの向こうに人を見ることが大事ということなんでしょうね。
そんなことに気がついたGolden Week。また来年もこの時期にいいパフォーマンスができますように。