minecraft

結論から言ってしまえば。
あまりにハマり過ぎて、時間を取られるのが恐ろしくなってしまったため削除したのですが。

ここ二週間ほど、minecraftというゲームにドハマりしておりました。普段めったにゲームなどやらない私がこんなにハマったのにはワケがありまして、このゲーム、なんでも出来るんです。なんでも作れちゃうんです。
詳しい説明はご存知も方も多いでしょうしオフィシャルサイトもあることですから割愛することにしますが、かいつまんで言うと、ゲームが用意する仮想世界の中でいろんなアイテムを探したり作ったりしながら生き延びていくというだけのゲームなんです。特に目標設定やクリアなどはなく、ただアイテムを集め、道具を作り、モンスターと戦いながら生活を積み重ねていくだけなんです。

最初は手ぶらでゲームの中に放り出され、その辺の木を切り倒して道具を作って動物を狩ることから始まっていき、進化すると鉄道や重機、コンピューターのようなものまで作成可能という。まさに文明の進化の過程を地で体験できゲーム。

わたしこういうクリエイション的ゲームにとことん弱くて。SimCityなんかもハマっちゃったクチなんですが、このminecraftはそれをも超える自由度とリアリティという感じで、わたくし、ゲーム内でせっせと木工に励み、石器時代を通り越して鉄器を安定して供給できるようになって、農耕を始め船を作り外洋に乗り出して新しい街をみつけ意気揚々!!というあたりで、ハっ と我に帰ったのであります。

やばい、現実の風景もブロックに見えてきた・・。

振り返れば1日の何時間もそのゲームに費やしているわけで。半分minecraftの世界の住人になっておりまして、このままだと現実の世界との区別がつかなくなる。いや、ワタシの存在はそもそもあのゲームの中のものであちらが現実なのではないか・・・??という倒錯した考えすらチラつくようになり、恐怖を感じまして、思い切って削除した次第なんです。あのままいけば、わたしは本当にゲームの中に飲み込まれていたかも知れません。

自由度の高いゲームですので、面白いもので人によってやることが全然違うんですねえ。YouTubeなんかで上がっている達人たちの画面をみているとわたしとは全然違う世界です。いやこれほんと、世界の本質は自分の考えそのものであるという、哲学的で示唆的なゲームですよ。

そんな中でわたしは主に何に労力を割いていたかというと、主にインフラ整備の土木作業でした。家をつくり道と橋を作り。なんなら用水路に池から水引いて水道作ろうかな、みたいな感じでした。ポンプのなかった江戸時代の用水路の仕組みとか参考にしちゃったもんねえ。しかもあのゲーム、たぶんポンプとか作れるんじゃないだろうか。

結局、そう言うことが好きなんかい、と自らを知り得たということでこれも一つの収穫なのかしら。

ちなみに音ブロックはひとつも作りませんでした。
なんせ生きるのに必死でね。